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Rivers and Harbors 河川港湾グループ

事例紹介:河川設計

河川設計

治水事業は、インフラ整備の中でも、国民の生命と財産を守る根幹となる事業です。近年豪雨災害の頻発により、まだまだ治水整備が十分でないことが顕在化しています。一方、既往の治水施設の老朽化進行による治水安全度の低下も問題となっています。
私たちは、「安全」「安心」が持続可能な社会環境の実現に向け、治水施設の設計によるハード対策や老朽化対策等の維持管理面でのソフト対策を含め「総合的な治水対策」に取り組んでいます。
・治水利水施設設計
・河川構造物設計
・維持管理対策など

コストパフォーマンスの高い質的強化対策や耐震対策による施設機能強化の実現し、まちづくりとともに地震に強い川づくりをめざします

石津川堤防耐震設計 [大阪府 平成25年度]
民家が近接する既設堤防の耐震機能向上を目的とする堤防強化対策について、事業費を抑えることを目的として河川区域を広げずに、鋼矢板を利用した自立式鋼矢板護岸の設計を行っています。また、堤防耐震安全性の検討には、2次元有効応力動的FEM解析(FILP)による最新技術の解析プログラムを使用した耐震対策設計を行っています。

土でできている堤防の性質を改善し、洪水に強い堤防づくりをめざします

紀の川永穂地区堤防強化設計 [国交省 平成22年度]
浸透に対する堤防の安全性照査を行ったうえで、断面拡大工法を採用した堤防強化詳細設計を実施しています。現況堤防の弱点を検出し、経済性・施工性に効率的・効果的な堤防強化対策を設計しています。

効率的・効果的な補修・補強・更新対策の早期実施をめざします

河川管理施設長寿命化計画作成 [大阪府 平成25年度]
護岸等の損傷や崩壊のメカニズムを検討して、崩壊原因毎に護岸等の長寿命化に向けた対応フローや対応策を作成しています。その上で、ライフサイクルコストを勘定しながら補修時期や補修工法を施設別・損傷別に作成し、長寿命化計画としてとりまとめを行いました。 長寿命化計画の検討フローとして、対象施設別の損傷事象に対して、施設の長寿命化に向けた適切な補修・補強及び更新等対策実施までの流れを示しています。また、施設の損傷事象の対策実施時期の設定については、優先度評価をマトリクス表示により提案を行っています。

都会での水辺の快適さや多様な楽しみ方を再発見してもらえる空間の創出をめざします

大川(旧淀川)環境整備設計 [大阪府 平成22年度]
住民意見を反映した水辺再生整備 (桜ノ宮橋上流左岸); 市民と専門家によるワークショップ開催において、運営を補助するとともに「人と水辺の絆の復活」という基本コンセプトを基にふれあいの水辺空間整備の基本方針をまとめ、貯木場跡地を都心のオアシスとして多様な活用が展開できるよう、大川の水辺に砂浜整備を行いました。
※日経コンストラクション(2011.10.10)に掲載されました!

担当技術者から一言

江戸時代、大阪の地は、淀川と大和川が網状に流れて広大な湿地を形成し、わずかな雨でも水があふれていました。大和川は元禄16年に(柏原から大阪湾)、淀川は明治29年に(守口から大阪湾)付け替え工事が行われ現在の川筋が形成されました。当時、建設重機の無い時代に人力で河道を開削することは、想像を絶する大規模工事だったと思います。そのおかげで、現在の大阪の治水が図られています。先人の技術と努力を継承し、後世に続く安全・安心の実現に向け、私たちが最新の技術力で取り組みを進めていかねばなりません。

主な業務実績

津波に強い河口施設づくり

阪南港海岸 旧天の川樋門設計 [大阪府 平成23年度]
東南海・南海地震発生に向けた津波対策および高潮対策として防潮堤改良とともに樋門詳細設計を実施しています。施工基面付近の既設捨石を活かし、無処理地盤での剛支持樋門として設計しました。
 樋門断面 B2.5m×H2.0m×2連 函体延長16m
 基礎形式:直接基礎形式、電動ラック式開閉装置(30kN用)

地震に強い川づくりと水辺の憩いの場づくり

道頓堀川護岸耐震設計(道頓堀川他) [大阪市 平成24年度]
既設鋼矢板護岸の耐震性能照査を実施したうえで、既設護岸の状態、周辺環境等を勘案し、施工性・経済性に配慮した耐震設計を実施しました。また、背後地土地利用から周辺住民の憩いの場づくりや水辺利用に配慮した公園としての川づくり整備も行いました。
 設計内容:自立式鋼矢板護岸改築、地盤改良
 控え式護岸タイロッド改築、護岸頭部改良、水辺テラス修景整備

住民意見を反映した水辺ふれあいの場づくり

近木川汽水ワンド上面設計 [大阪府 平成23年度]
沿川住民や関連機関と協働して円滑な管理・運営の実践を目的としたワークショップの運営補助を行い、住民意見等を反映しながら、地元コミュニティの場として水辺のふれあいの場整備、水辺生き物の観察ができる環境学習の場整備を行いました。
 設計内容:造成、排水施設、擁壁、植栽、解説板
 四阿・ベンチ・水のみ場・照明設備等の便益施設

その他業務実績

  • 業務名
  • 発注者
  • 設計年度
  • 概要
業務名
佐野川他維持管理計画検討
発注者
大阪府
設計年度
平成26年度
概要

護岸など河川管理施設の老朽化の進行による施設機能の低下に対し、所定の機能を発揮できるよう、計画的かつ効率的な補修・更新を行う維持管理計画の検討に資する河川構造物の調査点検を行い、調査結果を河川カルテとしてとりまとめた。

業務名
石津川堤防耐震設計
発注者
大阪府
設計年度
平成25年度
概要

高潮区間の既設護岸および防潮堤について、地震動の特性をより効果的に把握することが出来る2次元有効応力動的FEM解析により堤防の耐震性能照査を行い、耐震対策詳細設計(堤防耐震補強420m)を実施した。

業務名
石津川護岸長寿命化計画作成
発注者
大阪府
設計年度
平成25年度
概要

中小河川の護岸等について、損傷事象や損傷原因の分類を整理した上で、施設の損傷や崩壊のメカニズムを検討した上で、護岸等の長寿命化に向けた対応フローや対応策案および損傷度判定基準を提案し、モデル河川による長寿命化計画の作成を行った。

業務名
武庫川武田尾温泉地区護岸設計
発注者
兵庫県
設計年度
平成25年度
概要

河川整備基本方針および河川整備計画を踏まえた河川改修として、河道計画検討を実施したうえで渓谷環境の保全に配慮した護岸工(370m)・道路BOX・法面対策工・落石対策工の設計を行った。

業務名
淀川番田地区堤防強化設計
発注者
国交省
設計年度
平成22年度
概要

降雨・洪水を対象外力とした堤防の浸透流解析により、パイピング破壊と円弧すべり破壊に対する安全性検討を行ったうえで、堤防強化工法として盤ぶくれ防止を図るウェル工法を採用した堤防強化詳細設計を実施した。