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Rivers and Harbors 河川港湾グループ

事例紹介:砂防設計

砂防設計

近年の異常気象で自然災害のリスクが拡大するなか、急峻な山地に囲まれた我が国において人々が安全に暮らすために、「砂防」は必要不可欠な存在の一つです。 私たちは、砂防えん堤整備などのハード整備に避難計画などのソフト対策を加えて、これからの時代のニーズに合わせた「総合的な土砂災害対策」に取り組んでいます。
・砂防計画、土石流対策設計
・火山砂防設計
・土砂災害危険箇所基礎調査
・土砂災害危険度マップ作成など

効率的・効果的なハード整備により、安全・安心な国土形成をめざします

測量および土質調査に加えて、発生土砂量・流木量の現地調査を実施し、現地に整合した砂防えん堤設計を実施しています。1mを超えるような巨石群に対しても安全・確実に捕捉できるよう施設の詳細設計を行っています。

異常気象に伴う大規模土砂災害に備えるため、適切な防災計画を立案します

荒木川砂防設計業務 [和歌山県 平成24年度]
地形・地質および発生土砂量・流木量の現地調査に基づき、既存設備を活かした施設配置計画を策定しています。発生した土砂災害の原因を究明し、流域状況に適合した計画方針の立案および施設の概略設計を行っています。

担当技術者から一言

“SABO”は、世界の共通語!
 砂防とは『土砂の崩壊や流出を防止すること』を言い、日本では欠かせない技術です。砂防は、海外においても『SABO』と呼ばれています。日本の砂防技術・研究が、世界の中でも最高レベルにある他、日本が海外のいろいろな国で砂防の技術指導をしていること等から1950年頃より、そう呼ばれるようになりました。日本が世界に誇る技術の一つ。これからも日本をはじめとする世界を守り続けていきたいですね。

主な業務実績

土砂災害リスクの一般住民への周知

土砂災害危険箇所調査 [大阪府 平成26年度]
平成26年8月の広島市北部における大規模土砂災害を踏まえ、土砂災害防止法が改正されました。これに伴い、住民に対して土砂災害の危険性のある区域を早期に周知すること、また、円滑な避難勧告等の発令に資する情報を確実に提供できるよう、土砂災害基礎調査が実施されています。左図は調査結果の一部です。今後、こうしたデータが蓄積され、より安全なまちづくりの形成に寄与していきたいと思います。

斜面防災による砂防えん堤の機能保全

桜谷2号えん堤補修設計 [国交省 平成25年度]
近年多発する豪雨の影響により砂防えん堤袖部の斜面が崩壊しました。砂防えん堤および周辺斜面の安全性を確保するために、斜面崩壊の原因調査や既設構造物の安全性調査を実施し、対策工の設計を行いました。 写真は対象となった砂防えん堤です。施設自体は、まだ健全な状態であったため、周辺斜面の再整備を実施することで、砂防えん堤本来の機能が発揮できると考えられます。

その他業務実績

  • 業務名
  • 発注者
  • 設計年度
  • 概要
業務名
土砂災害危険箇所基礎調査
発注者
大阪府
設計年度
平成26年度
概要

地域住民に対して土砂災害の危険性のある区域を早期に周知すること、また、円滑な避難勧告等の発令に資する情報を確実に提供できるよう、土砂災害危険箇所の基礎調査を実施した他、HP公表用のデータ作成を行った。

業務名
桜谷2号えん堤補修設計
発注者
国交省
設計年度
平成25年度
概要

豪雨により表層すべり破壊をおこした砂防えん堤袖部の斜面に対して発生原因調査を行い、効果的な対策工法の設計を行った。現地への車両アクセス路が無かったため、施工性に配慮した対策工法の検討を行った。

業務名
荒木川砂防設計業務
発注者
和歌山県
設計年度
平成24年度
概要

平成23年9月の台風12号に伴う豪雨により発生した土石流ならびに流木被害について、被害状況を踏まえた砂防事業全体計画を立案し、有効かつ効果的な砂防施設配置計画の策定を行った。

業務名
観音寺川砂防えん堤詳細設計
発注者
兵庫県
設計年度
平成22年度
概要

発生が予想される土石流に対して対応可能な砂防えん堤の詳細設計を行った。施設配置計画から透過型えん堤が最適案となったため、耐久性・安全性に優れるJ型スリットえん堤(H=8.5m)を採用した。

業務名
紀勢線床固工詳細設計
発注者
国交省
設計年度
平成22年度
概要

紀勢線の築造に伴い分断された砂防渓流において、渓流の安全性確保および函渠工への取り合い・導流を目的とした渓流災害防止施設の設計を行った。